校正の有効期間、校正周期について

校正の有効期間、校正周期について

こんにちは。

校正作業担当の大和田です。

今回は、お問い合わせの際によくご質問にある

『校正周期は何年ぐらいにすればいいの?』

という声についてお話したいと思います。

まず、ISOでは校正周期を決められてはいません。(7.6監視機器及び測定機器の管理)

ですので、

「○○年になってますよ。」

というようにはお答えできないのです。

そんな場合、1年でどうですか?

というご提案をしていますが、その根拠としては以下のようになります。

まず測定機器の校正をし、1年後に校正した時、計測に影響がでるような変化がないかを確かめます。

それを数年繰り返し、測定機器の校正実績を積みながら、3年、5年と周期を伸ばしていく事で、お客様の使用環境に適した校正周期というものが見えてくると思います。

また、ただ周期を伸ばすだけでなく、社内で基準となるもの(ブロックゲージ等)を用意して頂き、それを使って日常点検や月間点検、年点検を実施して頂けば、より安心して校正周期を伸ばし、かつ確実な品質管理が行えるようになります。

その場合でも、最終的には基準となるブロックゲージなどを校正する必要がでてきますので、その際は弊社にご依頼下さいませ。
測定機器のみでなく、基準器そのものの校正も承ります。

 

 

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