1.校正とは

1.校正とは

4月も中旬になりましたね。
桜の季節も過ぎ、新生活に入ったの方たちもそろそろ慣れてきたころでしょうか。インフルエンザの流行も落ち着いてきたようですが、今度は花粉症の流行と・・・。こちらの流行も転換期ですね。。。

さて、今回から連載いたします「ISO9001の管理者(品質管理者)様向け「校正」概説」ブログですが、早速、序章として基本から!

第1回「校正とは」を概説して行きます。

結論から申し上げますと、『校正』とは計測機器の精度を確認することです。

ここで言う精度と言うのは、器差 ”ズレ” を確認する事です。
それは、計測機器の現状を把握・確認することであり、ズレを直したり、機能を改善したりするものではありません。

『校正』 には”修理”、”メンテナンス”の概念は含まれておりません。

JIS Z 8103:2000 のJIS計測用語の定義では、『計器又は測定系の示す値,若しくは実量器又は標準物質の表す値と,標準によって実現される値との間の関係を確定する一連の作業。「 校正には,計器を調整して誤差を修正することは含まない」』と定義しています。この校正結果を加味することで、測定は適切に行なわれることになります。

次回は、第2回「校正をする理由」について、書いて参ります。
お楽しみに!!

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ISO9001の管理者(品質管理者)様向け「校正」概説
1.校正とは
2.校正をする理由
3.校正周期の決め方
4.機器管理
5.校正証明書類(トレサ三点セット)とは
6.測定機器の校正を社内で行うためには 第1章:上位標準器の準備について
6.測定機器の校正を社内で行うためには 第2章:校正環境の準備について
6.測定機器の校正を社内で行うためには 第3章:人員の準備について
6.測定機器の校正を社内で行うためには 第4章:メーカー校正と外部(業者)校正の違い
7.校正業者による評価で不適合が認められた場合

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