今回は、(ISO9001の管理者様向け「校正」シリーズ)第3項!
お問い合わせを非常に多くいただく「校正周期の決め方」を記事にいたします。
校正期間や校正周期は前回の「2,校正をする理由」で記述させていただいたようにISOでは決められておりません。つまり、ご自身で決定することになります。だからと言って、校正を長い期間されていな計測機器で測定すると測定値の信頼性が低くなります。一般的に、多くの計測機器メーカーは、年に一回の校正を推奨されています。
そのため、弊社としては、まず「1年」でご提案させいて頂いております。同じ測定機器でもお客様によって環境や使用頻度などが異なりますのでまず測定機器の校正をし、1年後に校正した時、計測に影響がでるような変化がないかを確かめます。それを数年繰り返し、測定機器の校正実績を積みながら、お客様の使用環境に適した校正周期というものが見えてくると思います。安心して周期を伸ばしていただくには、社内で基準となるもの(ブロックゲージ等)を用意して頂き、それを使って必ず日常点検や月間点検、年点検を実施して頂く必要がございます。
弊社にご依頼いただく際にメーカーの校正との違いをお尋ねいただくことがございますが、校正の内容としては違いはございません。あえての違いは、証明書のフォーマットが違います。(フォーマットの違いは特に問題ありません)
また、弊社では「短納期」でお請けすることが可能です。
【関連記事】
ISO9001の管理者(品質管理者)様向け「校正」概説
1.校正とは
2.校正をする理由
3.校正周期の決め方
4.機器管理
5.校正証明書類(トレサ三点セット)とは
6.測定機器の校正を社内で行うためには 第1章:上位標準器の準備について
6.測定機器の校正を社内で行うためには 第2章:校正環境の準備について
6.測定機器の校正を社内で行うためには 第3章:人員の準備について
6.測定機器の校正を社内で行うためには 第4章:メーカー校正と外部(業者)校正の違い
7.校正業者による評価で不適合が認められた場合